11月23日に全国公開されている、JK・ローリングの大ヒットシリーズ『ファンタスティック・ビースト』第二弾『黒い魔法使いの誕生』を観てきました。やっといけました(笑)
いやー、流石ローリングさん、始まった瞬間から彼女の世界に捕らえられました。
今回のタイトルである黒い魔法使い、これ、私はグリンデルバルトのことだと思っていたのですが、間違っていたのかも……。
前作で大好きになったジェイコブさんに、無事再会できたのは喜びでしかないですが。
【ここからネタバレ含みますので未視聴の方はお気をつけて~】
はじまりは逃走から
今回の始まりは逃走から。
これ、実は沢山の逃走があります。
まず、ゲラート・グリンデルバルド。
この方、前作でマクーザ(アメリカ魔法省)に捕らえられたので当然マクーザに囚われていたのですが、ヨーロッパでやらかしていたことのせいで引き渡し要求が。
最初っからアズカバンに入れておけば良かっただろうに、フラグ立ちまくりの護送です。
移動する時が一番の襲撃タイムですから、この時ももれなくそうなります。
ま、この方が外に出ないと話進みませんから当然です。
この時の映像はスピード感があり、ハリーがプリペッド通りからロンの家まで向かう途中でヴォルデモート一行に襲われる時を思い出しました。セストラルも出ていましたよ~。ルーナ~(笑)
次に我らがジェイコブさん&クイニー。
彼らは突然、ロンドンのニュートのお家へ現れます(笑)。
その時のニュートがティナを探す姿が可愛かったです!!
彼はやはり記憶を失っておらず、ちゃんとニュートも覚えていました。以前このブログで予想していたことは残念ながらハズレ(笑)。
ニュートがサンダーバードにばら撒いてもらったのは、嫌な記憶だけを消す仕様だったんですね~。
ということは、前作でほとんどの人間が忘れていってましたが、魔法そのものが非魔法族にとって嫌なこと、なんでしょうかね……。私はめっちゃ好きですけど。
ジェイコブさんはニュート達に会えたことは嫌な記憶ではなかったために、彼らを忘れることはなく、少しあった抜けたところはクイニーが教えて埋めてくれた、とそういうことみたいです。
この二人、ちゃっかり愛を育んでいたようなんですが、それを知ったティナには反対され、アメリカ魔法界の掟では人間と接触することも許されないしで、アメリカにいる限りはこのままどうすることもできないと切羽詰まったクイニー。なんと魔法でアメリカよりそういうのが緩いロンドンにきちゃったんです。
愛の逃避行……(笑)。
が、これ、双方合意のもとではなく、両想いのはずのジェイコブさんに恋の魔法をかけてまでの強硬策だったようです。ニュートに見破られ、解かれてしまいますが。
その後、盲目ではなくなったジェイコブさんと意見がかみ合わず、クイニーは出ていってしまいます。ジェイコブさんはクイニーが大好きで、クイニーもジェイコブさんが大好きで、なぜ好きなもの同士なのに会ってはいけないとかなるんだろう……。
次はクリーデンスとナギニ。
ハリーポッターファンの皆さん、いいですか?ナギニですよ?
あの、ナギニです!!!
死の秘宝で頭ポーンってネビルにグリフィンドールの剣でやられちゃった、生きた分霊箱のあのナギニが!!
めっちゃ美人さんでそこにいらっしゃいました!!
ナギニは魔法サーカス団の見せ物になってました。クリーデンスはそこの下働き。
クリーデンスは自分の本当のお母さんを探していたようです。あちこちを渡り歩くサーカス団はそれに都合がよかったのでしょうね。
このサーカス団団長はかなりあくどかったし、結局二人は逃走します。
あ、クリーデンスが生きていたのはオブスキュラス化していたから。このバージョンの時は誰も危害を加えられないようです。
そして、我らがニュートも逃走(笑)。
何故か英国魔法省から、グリンデルバルト逮捕に貢献したはずが、一緒に街壊したよね?みたいに思われてて、危険人物扱いを受けてました(笑)。
このせいで国外渡航禁止くらっていたのです。
が、ティナを探すためにあっさり破っちゃう。ちなみにジェイコブさんも連れていくので罪状がまた増えましたね。ジェイコブさんは勿論クイニー探しです。
あの時みたいに四人で仲良く過ごそうなってジェイコブさんがニュートに言うんですが、そんな平和、きたら嬉しすぎる。すぎるけど、書いてるのはローリングさんなので……。
ということで、登場人物ほぼほぼ逃走しているという(笑)。
因みにティナも闇払いとして復職してますが、魔法省には黙ってクリーデンス捜索を続けてフランスまで行っているという。。。
ホグワーツ城登場!!
グリンデルバルトの件をニュートに頼んだのか?ということで、ダンブルドアのもとへ魔法省の役人が行きます。その中にはニュートのお兄ちゃんテセウスとリタ・レストレンジも。二人とも魔法省にお勤めなのです。
リタはニュートのホグワーツ時代の親しい友人だったんですね。で、今はお兄ちゃんの婚約者。お兄ちゃんと婚約した経緯は詳しく記されませんでしたが、リタは学生時代、とても辛かったみたいです。ニュートとはお互い似たような感じだったので、親しくなったようです。
リタが人を寄せ付けないような、うまく人と関われなかったその根源の出来事は、この映画のクライマックスに関係あります。
ホグワーツ城登場時に流れるBGMが、懐かしさと、この物語が確かにハリーポッターと繋がっているのだということを教えてくれ、嬉しさが込み上げました。
今回ホグワーツ城登場にあたり、オリジナルセットの大部分が使えなくなっていて、かなり修復したり作り直しをしたらしいのですが、あれは間違いなく私たちが知っているホグワーツ城でしたよ。
今作ではまだ闇の魔術と防衛術の先生であるダンブルドアの授業風景では、ルーピン先生の授業でもでてきた真似妖怪ボガートがでてきます。そうです、撃退の呪文はリディクラス!ですね。
この部屋も作り直しをしたのだそうですが、そう思えません。凄いです~。
映画終盤、ニュートもホグワーツ城に戻ってきます。その時にナギニもいるんですよ。
ナギニ…君は数十年後、ここで最期を迎えるんだよ…。
そう思うととても切なかった。
あの時の彼女は最悪の災厄が連れていた蛇でしかなく、隠れた英雄のスネイプ先生を害した敵だったけど、今作の彼女は到底そう思えなくて。彼女の最期を知っているので、とてもとても切なかったです。
ナギニは血の呪いを受けていて、今はまだ人間に戻れるけど、最後は人から獣(ナギニの場合は蛇)になってそのまま生を終えることになるんだそうです。
孤独で悲惨な運命が待ち受ける彼女が、同じく悲惨な過去を持つクリーデンスと共に行動していたのもうなずけます。
今はまだグリンデルバルドのもとへなど行く気はないようですが、善悪の区別がついているはずの彼女が、どうやってヴォルデモートの元に行くことになるのかこの後が気になります。
そしてお互いを傷つけないという血の契約を、ダンブルドアとグリンデルバルドが交わしていたことも判明します。
魔法生物がいっぱい
今回も可愛い魔法生物が沢山出てきました~。
流石、タイトル『ファンタスティック・ビースト』。
日本の妖怪であるはずの河童が魔法生物だったのが意外でしたが、大型のネコ科のズーウー。アリスに出てくるチェシャ猫のような顔でちょっぴり怖いです。が、猫じゃらしのようなものに釣られるあたりは、可愛かったなぁ。
それから、ケルピー。水中生物で泳ぐ姿は圧巻です。めっちゃ噛むらしいのですが、頭に縄をかけると大人しくなるそうで、知っていると移動手段にできるみたいです。移動手段って(汗)姿現しも箒もあるじゃないですか~。
それから今回も活躍したボウトラックルのピケット。
窮地の時に助けてくれる心強い仲間ですね。
愛されキャラのニフラーも勿論出演してます。なんとご家族で(笑)。
ベビーニフラーは毛の色が何種類かあって、とても愛らしかったです。個人的には特に茶色の子が。
ニフラーはキラキラしたものが好きっていうことは知っていましたが、それって宝石類だと思っていたら、本当にキラキラしたものが好きなんですね。秤に使う分銅でもオッケーとは……。
ニュートがスプーンは隠してって言っていたので、材質はなんでも、高価でなくともいいんでしょうね。ある意味一貫してます。
今回魔法生物というわけではないけど、それに近い人が出ています。失礼(笑)
ハリーポッターと賢者の石で名前が出てきた、そうです、賢者の石の生みの親といわれる二コラス・フラメルです。
彼はフランスの実在の人物ですが、本作でもパリにいました。(彼の住んでいた家は今でもあるそうで現在はレストランになっています)
この彼、よぼよぼした歩き方のおじいちゃんで、すっごく味があっていい役どころです!
何気に美味しいところも持っていきましたし(笑)
アルケミスト(錬金術師)らしさはあるようなないような。いずれにしろ、この後の活躍も期待しています。
長くなりましたので、その2に続きます!!